今帰仁村の古民家で地元の子どもたちが昔ながらの道具を使って郷土料理づくりを体験する授業が行われました。
19日今帰仁村天底地区にある築60年余りの木造住宅を訪れたのは、今帰仁小学校3年生の児童37人です。
児童たちはまず、住宅の所有者の満名匠吾さんから教わりながら昔ながらの「かまど」で火をおこすため、おのとハンマーを使ってまき割りに挑戦しました。
中には、うまく割ることができず苦労する子もいました。
続いて、児童の家族などが栽培したにんじんやニラなどを切って下ごしらえしたあと、用意した薪で火を起こし、鍋に入れていきました。
子どもたちは完成したジューシーやアーサ汁などの郷土料理をおいしそうに味わっていました。
参加した男子児童は「昔の人たちがおのを持って作業して火を起こすことを毎日繰り返してやっていたのはすごいことだと思います」と話していました。
講師を務めた満名さんは「子どもたちに自分たちが住んでいるところが豊かだということを知ってほしかった。子どもから大人まで、あるもので満足ということにつなげられるきっかけになってほしいです」と話していました。
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