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「ごみじゃない」破壊された家財道具を展示する美術館長「がれき」と呼ばれたくないワケとは? - TBS NEWS DIG Powered by JNN

宮城県気仙沼市のリアスアーク美術館は、津波で流された家財道具などを「被災物」として展示し続けています。そこには震災の記憶を永く伝え続けたいという館長の思いがありました。

津波で流された家財道具を展示する“美術館”

原型をとどめない自転車に、泥にまみれた洗濯機。錆び付いた炊飯器。電柱は、骨組みのワイヤーが大きく曲がっています。

気仙沼市のリアスアーク美術館。津波で流された家財道具などおよそ60点が美術品のように展示されています。

ここまで多くの被災した物を展示しているのはここだけです。震災の半年後から1年かけて、当時は学芸員で現在は館長の山内宏泰さんが収集しました。

山内宏泰館長:「知っていれば助かった命はいっぱいあった。津波の物理的なエネルギーを認識するには見せるしかない。勝手ながら自分たちの使命だと」

今も復興途上の光景が広がる被災現場。ここで炊飯器を収集しました。

山内宏泰館長:「真っ黒い水から奇跡的に真っ白いご飯がでてきた。1年も経っているのに。2011年3月11日(午後)2時46分以前に現役で入っていたそういう暮らしがあったな」

12年前、津波に流されたものは民法上、「所有者がいない無主物」とされ、収集は合法でした。山内さんは警察に確認を取りながら収集しました。

しかし、周囲からは「優先順位が違う」「窃盗ではないか」などの批判が聞こえてきたといいます。

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