睡眠不足な世の中です。
大人に必要な睡眠時間は7時間以上とされているところ、3分の1以上の米国人がそれを満たしていません。
よく知られているように、慢性的な睡眠不足は私たちの健康にさまざまな影響をおよぼします。たとえば、心疾患、脳卒中、糖尿病のリスクが高まります。
もちろん、夜間に良質な睡眠をとること以上の対策はありませんが、最新の研究により、起きている間の睡眠効果を利用する方法がいくつかわかってきました。
ある論文によると、日中の私たちは、ほぼ半分の時間を「オフライン状態(offline state)」で過ごしています。これは、覚醒中でありながら周囲にまったく注意を払っていない状態のことで、白昼夢や、気持ちを自由に漂わせている状態のことを指します。
時間の無駄と思われがちですが、実はオフライン状態を保つことには、記憶の固定などのメリットがあるのです(学習後30~90分間の昼寝が記憶に役立つことは古くから知られていますが、普通はそんな時間ないですよね)。
「オフライン覚醒休息」とは
同論文では、目を閉じて数分間じっとしていること──「オフライン覚醒休息(offline waking rest)」と呼ぶ──により、学習後の昼寝と同様の効果が得られることが示唆されています。
オフライン覚醒休息の定義は、外的刺激や内的な認知タスクに対して明確に注意を払っていない、一定の期間。言い換えると、周囲の何にも注意を向けず、特定の1つのことに集中せず、目を閉じ心を漂わせている状態のことを指します。
2019年に発表されたメタ分析の論文でも、15分間のオフライン覚醒休息により、短編小説の詳細を思い出させるなど、記憶の固定が促進されることが示されています。
ですから、今後新しい知識を定着させたいと思ったときは、目を閉じて数分間気持ちを漂わせてみてはいかがでしょうか。
短時間で知識が定着するうえに、せわしないこの世界に、しばしの安らぎが得られるのですから。
Source:CDC,nature(1,2),JOHNS HOPKINS
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