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【ぷらっとTOKYO】西浅草 道具街 眺め選ぶ楽しみ|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

 飲食店関係者らプロとアマチュアが入り交じってお目当ての調理器具や食器を探す東京・西浅草の「かっぱ橋道具街」。南北約800メートルにわたり店が連なる日本有数の専門商店街を見て回った。

東京 台東区 かっぱ橋道具街周辺
東京 台東区 かっぱ橋道具街周辺
砥石について説明するかまた刃研社の鎌田晴一さん=東京都台東区
砥石について説明するかまた刃研社の鎌田晴一さん=東京都台東区
東京 台東区 かっぱ橋道具街周辺
砥石について説明するかまた刃研社の鎌田晴一さん=東京都台東区

 東京メトロ銀座線田原町駅から数ブロック歩くと、視界に巨大なシェフ像が飛び込んできた。「ニイミ洋食器店」のビルからにょっきり生えた威厳のある顔は、かっぱ橋道具街のランドマークだ。
 通りを北上しながら眺めると、所狭しと並ぶ品物が目を楽しませ、行き交う客も手に取ってためつすがめつしている。その中で、店先に「研磨の技術が販売に活[い]きる!」と書かれた包丁専門店「かまた刃研社」が目に留まった。店内には見慣れた三徳包丁からプロ用の牛刀や筋引き包丁がずらり。「砥石[といし]が欲しいのですが」と声をかけると、3代目店主で研師の鎌田晴一さんが対応してくれた。
 1923年に刃物研磨専門で創業し、現在は販売も手がける。最近は訪日客の間で包丁が空前のブームで「飛ぶように売れる」そうだ。初心者にもお薦めという砥石を購入し、研ぎの注意点も伝授してもらった。
 包丁と並んで訪日客に人気という食品サンプルが気になり、「元祖食品サンプル屋」へ。熱い鉄板でソースが泡立ったお好み焼き、しょうゆでシャリのほぐれた瞬間を捉えたすしなどのサンプルの精巧さに驚く。制作体験にも参加した。溶けたろうを湯に注ぎ込んだり動かしたりして、あっという間に天ぷらとレタスが出来上がった。
 道具街と交差するかっぱ橋本通りを行くと、かっぱ橋という名の由来の一つとされる合羽屋喜八が葬られた曹源寺がある。江戸時代、治水に尽力した喜八を隅田川のカッパが手伝ったという言い伝えが残る。境内のカッパの像にはキュウリが供えられていた。

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