【広島大】不要な家財道具、新入生に 専用サイト通し無料回収 - 中国新聞デジタル

回収した家財道具を整理する青貝さん㊧と原さん

　広島大東広島キャンパス(東広島市)の学生が、パソコンやスマートフォンを使って、不要になった学生の家財道具を無料で回収し、必要とする学生に譲り渡す活動をしている。

　代表を務める総合科学部3年の谷本和史さん(21)、総合科学部3年の原雄哉さん(20)、情報科学部4年の青貝悠汰さん(23)。同大校友会・同窓会からの助成金を元手に昨年末、「GAT(Give　And　Take)」という専用サイトを開設した。この春、卒業生の不要品を57点を引き取り、机や棚、扇風機などを19人の新入生に届けた。

　活動は、入学時に高価な教科書や家財道具をそろえるのに苦労した谷本さんの経験がきっかけ。新型コロナウイルス禍で、学生同士もつながりにくかった。

　利用者はスマホなどでアクセスし、回収や受け渡しを依頼する。対面のほか、配送でも受け渡しできる。総合科学部1年の波多江千紘さん(19)は「家具の調達と配送に困っていたため、このサービスがあって助かった」と喜んでいた。（4年　橋本晴佳）

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