asobito(アソビト)といえば、ろう引き帆布のケース! 過剰な飾り気はもたないものの、ろう引きならではのチョークマークができて、ちょっとくらいの傷すらも愛おしくなる“自分の道具に育てる”楽しみがあると評判です。
ちっちゃなポーチやガス缶ジャケットから大型トートまでいろいろそろっていますが、&GP編集部・円道が「長年の問題が解決しちゃった♡」と感動したのが野良道具製作所とコラボした「キッチン&ギアケース」(6270円)。
▲25×15×H16cm、約200gバニティケースみたいな大きな底とガバッと開く蓋が印象的なこのケースは、ラージメスティンやシングルバーナー&燃料、調味料、ナイフなど調理に必要な道具をまとめて持ち運ぶためにデザインされています。
円道いわく「コーヒーの道具がぴったり収まるから、キャンプでもドライブでもこれさえ持っていけばどこでも妥協なくコーヒーを淹れられるようになった」。
▲(後列左から)珈琲考具「ツードリップポットPro」、エバニュー「Ti FH Mug 400」、ハリオ「V60透過ドリッパー02クリア」、リバーズ「コーヒーグラインダー グリット」、リバーズ「スタウト エア 400」。(前列左から)ハリオ「V60用ペーパーフィルター01」、SOTO「マイクロレギュレーターストーブウインドマスター」、SOTO「パワーガス105トリプルミックス」これまでドリッパーはコンパクトにたためるユニフレームの「コーヒーバネット」を使っていたそうなんですが、ペーパーフィルターの先っぽが飛び出し、抽出したコーヒーに先っぽが浸ってしまうこともあったんだそう。
「いつも使っているV60ならどう湯を落としたらどんなコーヒーになるかを体で覚えていて、できればキャンプにも持っていきたい。でもコンパクトにならないから徒歩キャンプには厳しいんです。ドリップポットはどうするって? これもかさばるけれど、コーヒーじゃなくても湯を沸かすのに便利なのでいいんです(きっぱり)。『キッチン&ギアケース』を見たとき、この中に自分のコーヒー道具が全部はいっちゃうんじゃね?って思って、頭の中で何度もシミュレーションしてポチっちゃいました」(円道)
▲ドリップポットの中にチタンカップ。さらにその中にウェットティッシュやたためる水筒も入りそうこうして届いた「キッチン&ギアケース」に、手持ちのコーヒー道具がぴったり入っちゃったというわけ。
さすがコーヒーマイスター・円道、目の付け所が違います。
豆を入れる「スタウト エア 400」は高さ15.7cm、「コーヒーグラインダー グリット」は高さ16.2cm。グラインダーがちょっぴり高くなりますが蓋も帆布製なので許容範囲内です。
前々から気になっていたというチタンカップも新調。これがドリップポットにピタッと収まります。写真ではバーナーをポットの脇に入れましたが、カップの中に入れてもよさそう。
樹脂製のドリッパーを横置きにするのは少々不安な気もしますが、「キッチン&ギアケース」はクッション材入り。パッキング時にほかの道具に押されるくらいでは問題ありません。
また、蓋裏のメッシュポケットはファスナー付き。この手の蓋裏ポケットは、蓋を開けると中身がだーっと飛び出すのでファスナー付きは実用性大。寒冷時の着火に備えてマッチを入れてもいいかも。
「このセットと水があれば、どこでもいつもの感覚でコーヒーを淹れられる。徒歩キャンプならもっとモノを絞り込みますが、クルマで行くなら問題なし。入れるものが決まっていれば、準備する時にもキャンプ場で片付ける時も、ないモノにすぐ気付ける。満足度高いです」(円道)
>> ビッグウイング
<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>
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