徳川家康がのこしたレシピに基づき再現した家康お気に入りの香りを実際にかぐことができる「家康の遺香(いこう)展 徳川と磐田 天下人の愛した香り」が二十二日、磐田市香りの博物館で始まった。徳川家ゆかりの香道具や、市との関係を示す品々など約八十点が並ぶ。 (勝間田秀樹)
風呂に入ることも少なかった時代、香は、衣服にたき、体を清めるなど生活に密接なものだった。家康は、戦に赴く時は討ち死に覚悟で髪に香をたき込めよと説き、武士たちは懐に香木を入れていったという。
会場には、沈香(じんこう)など香木、生薬などの材料を調合量も含めて家康が書き残した、お気に入りの香りの書状「香之覚(こうのおぼえ)」の複製を展示。それに基づき作られるお香「千年菊方(きくほう)」を体験できるコーナーや、材料の実物がある。材料もいくつか、その場でかぐことができる。
一六〇〇年の関ケ原の戦いで勝ち、事実上の天下人となった家康は、香木の収集にも情熱を燃やした。展示品には、京都の香の老舗から借り受けた沈香、白檀(びゃくだん)の香木があり、これらの香りも楽しめる。館の所蔵品では、徳川家と毛利家の婚礼の際にあつらえられたとみられる香...
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