“体幹トレーニング”が流行り始めて早15年。今やその重要度が一般の方々にも知られるようになり、たんなる“流行”ではなくなりました。スポーツジムでもマシントレーニングではなく、自体重を支えるトレーニングに勤しむ人が増えています。 しかしながら体幹トレーニングは関節運動のようなシンプルな動きではないため、初心者〜中級者の方には、力を入れる感覚や力加減をコントロールするのが難しく感じるようです。今回は現役パーソナルトレーナーで柔道整復師の私(ヒラガコージ)が、自宅で、道具を使わず、簡単に効果を感じられるオリジナルメニューをご紹介します。
その場には何もないのにあたかも壁があったり、重たいものがあったりするように見せてしまうパントマイム。なぜパントマイミストたちはそのようなことができるのでしょうか。 それは重たいものを押したり持ったりする際、体を支えるために使う体幹の筋肉に力を入れているからです。私たちは軽いものを持つ際には腕の力だけを使い持ち上げますが、腕の力だけでは足りない際にはお腹や腰など「下っ腹」に自然と力が入ります。 パントマイミストたちは実際に重たいものを扱っていなくても、その時に力を入れるはずの体幹の筋肉を自在に使えるため、体の動きや力加減を再現できているんです。このように本来ならば重たいものを持つ時に力を入れるはずの体幹部分へ意識的に力を入れることができれば、重たいバーベルやダンベルを持たなくても、体幹を鍛えることができます。
ダンベル・バーベルトレーニングは“体幹”にも効く
世の中には数多の体幹トレーニングがありますが、その中でもオススメなのはダンベルやバーベルといった重りを使ったトレーニング。本来は腕に持てば二の腕、担いで屈伸運動をすれば下半身の筋肉に負荷をかけて鍛えることが目的です。しかし、重りを持った状態で身体のバランスを崩さぬようにするために体幹の筋肉を活躍させますから、結果的にダンベルやバーベルを使ったトレーニングは、体幹にとても効果のあるものになるのです。 とはいえ、わざわざスポーツジムに通って道具まで使うのはちょっと(そこまではしたくない)……という人が多いはずです。パントマイムをヒントに
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