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「むにゃむにゃして楽しい」 長崎の小学生が昔の道具で田植えを体験 - 朝日新聞デジタル

寺島笑花

 長崎市の横尾小の4年生48人が昔ながらの道具を使った田植えを16日、体験した。地域の伝統や文化を学ぶ総合学習の一環で地域住民らが協力。5年ほど前から学校近くの水田で稲作や脱穀、餅つきをしている。

 児童らは木製トンボでならした田に裸足で入り、近くに住む川原義國さん(83)が作った竹製の「田植え定規」の印に合わせ苗を手植えした。山川愛伊(うい)さん(9)は「むにゅむにゅして楽しかった。食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 田植え定規は、普段は学校に飾られている。稲作の機械化が進む前までは日常的に使われていたという。

 同校の児童は約20年前から、この地域に伝わる郷土芸能の「だんじり」を学んでいる。昔の道具を使った稲作体験は、だんじりにこめられた、豊作や安全を願う思いや、当時の暮らしを知ってもらう目的で始まったという。

 だんじりの指導にも携わる川原さん。この日は、児童の田植えを手伝いながら、「教えることで子どもから元気をもらっている。郷土芸能の継承にもつながり、うれしい」。河野正勝校長は「地域の協力に感謝の気持ちを感じ、文化を知ることでふるさとに誇りを持ってもらえたら」と話した。(寺島笑花)

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