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静大学長に日詰氏 大学再編に不透明感 賛否両派の合意険しく|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編の経過表
日詰一幸氏

 静岡大の次期学長に日詰一幸人文社会科学部長(65)の就任が20日、発表された。日詰氏は浜松医科大との法人統合・大学再編を巡り、静大を分割する現行の再編案に反対してきた。選考過程で行われた教職員の意向投票では、再編推進の川田善正工学部長(57)を上回り、再編反対の声が根強いことを改めて印象づけた。日詰氏は記者会見で、対話を通じて賛成・反対双方の合意点を見いだす考えを強調した。ただ、自ら「いばらの道」と表現したように今後の道筋は不透明感も漂う。

 ■教員票で大差
 意向投票で日詰氏は計537票(役員・教員328、付属学校園教員53、職員156)を集め、川田氏の計455票(役員・教員251、付属学校園教員80、職員124)に82票差をつけた。役員・教員票に限れば、直近5回の学長選考ではトップと次点の差が最大30票差だったのに対して、今回は77票の差が開いた。
 大学の小規模化で総合大学としてのスケールメリットが失われ、埋没などを危惧する静岡キャンパスが再編反対の中心とされる中、新大学の名称を巡る議論から一部学科の反発が起きた情報学部の票が割れたとの見方は強く、浜松キャンパスでも日詰氏の支持が一定程度広がったことがうかがえる。

 ■トーンダウン?
 日詰氏は法人統合に理解を示す一方、大学再編については両キャンパスと浜医大の3拠点それぞれが自立性を持った上で連携強化を進めるべきと訴えた。ただ、20日の会見では自身の考えは変わっていないとしつつも「それが果たして良い選択肢なのか、もう一度教職員の皆さんと確認しなくてはいけない」と慎重に言葉を選んだ。
 ある教員はその理由について、浜医大との合意書を「尊重し、対応していくことを期待する」とした学長選考会議(榊裕之議長)に「拘束された」と推測する。同会議が「合意書の尊重」を求めたのは「反対派の学長を選んだ責任回避のためではないか」といった声も学内では聞かれた。

 ■トップ会談の意向
 日詰氏は、教職員との対話に加え「浜医大との関係が損なわれることのないよう対応していきたい」と述べ、同大の今野弘之学長と早急に面会したいとの考えを明らかにした。トップ同士の信頼関係を築けるかどうかが今後の鍵になる。さらに再編への姿勢に温度差のある静岡、浜松両市の動きも、スケジュールを含め再編の行方に影響を及ぼしそうだ。

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October 21, 2020 at 06:35AM
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