25日からの2次試験を控える長野県立大は、感染の確定診断を受けたか感染の疑いが極めて強い受験生について、センター試験の成績と調査書で合否判定すると決めた。担当者は「受験機会を確保する考え方を尊重した」。ただ、感染の疑いが極めて強いかどうかは「診断書の内容などから個別に判断するしかない」。他の受験生との公平性も「合否判定の中で検討が必要」と難しさを口にした。
佐久大(佐久市)は、感染した受験生には救済措置として2週間後をめどに別の試験日を設ける考え。当日も体調が悪かったり体温測定で発熱があったりする場合は別室で受けてもらう。長野保健医療大(長野市)は「(受験を)遠慮してもらうのが原則」としつつ、当日申し出があった場合は別室受験も想定する。
一方、県看護大(駒ケ根市)は19日、「感染した受験生は受験できず、追試など特別措置もしない」と公表。担当者は「日程が詰まっていて追試の日程が取れない。センター試験だけで判断するのは他の受験者との公平性に欠ける」。松本大(松本市)や松本歯科大(塩尻市)も、救済措置などは予定していない。
信州大は、感染症にかかって治っていない場合は受験できない―とし、救済措置は「検討中」。清泉女学院大(長野市)や長野大(上田市)は残りの入試の状況や相談がないことから、決めていない。公立諏訪東京理科大(茅野市)は「感染を自己申告する人がいるとは思えず、大学が見分けるすべもない」とマスク着用を呼び掛けている。
受験生は戸惑う。国立大を目指す上水内郡飯綱町の香取龍雲(りう)さん(19)は「(2次試験を受けられないと)1年間勉強してきた意味がなくなってしまう」と手洗いやマスク着用を徹底。長野市の西沢和輝さん(19)は18日に入試で上京した際、電車の手すりにつかまることも避けた。「入試はただでさえ緊張する。試験に集中したい」と話した。
◇
県内では3月10日に公立高校80校で後期選抜(一般入試)が行われる。感染した受験生への対応として文部科学省が追試験を検討するよう求めた通知を受け、県教委は「慎重に検討している」とする。
県内の私立高校16校のうち、これから入試があるのは9校。24日に予定する長野俊英(長野市)は、受験生が感染して欠席した場合、別の日にも試験を実施する。「受験生の回復に合わせて試験日を設定する」考えだ。
ただ、対応を決めかねる私立高は少なくない。22日が入試の飯田女子(飯田市)は「感染した受験生が出た段階で検討する」。伊那西(伊那市)は3月7日が入試で「インフルエンザにかかった受験生は別室で受験してもらってきたが、新型コロナウイルスの感染者は隔離が必要。現時点では感染者の受験は想定していない」とする。
松本国際(松本市)は20日が入試。「現状では校内で話し合っていない」とした。
(2月20日)
"大学" - Google ニュース
February 20, 2020 at 06:53AM
https://ift.tt/2HAwIEm
新型肺炎 受験生感染 救済どうなる 大学・高校分かれる対応 - 信濃毎日新聞
"大学" - Google ニュース
https://ift.tt/35PGwUE
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "新型肺炎 受験生感染 救済どうなる 大学・高校分かれる対応 - 信濃毎日新聞"
Post a Comment