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奥深きもてなしの空間…「表千家北山会館」で茶室・小間と広間の道具を展示 - 読売新聞オンライン

 茶の湯の魅力を紹介する展示「茶の湯  小間こま と広間( 風炉ふろ )」が、表千家北山会館(京都市北区)で開かれている。茶室という空間に着目し、もてなしの世界にいざなう。7月29日まで。(木須井麻子)

 茶室は四畳半以下が「小間」、それ以上は「広間」と呼ばれる。展示では、湯を沸かすために「風炉」を使う立夏~立冬の間に小間と広間で組み合わせる 掛物かけもの茶碗ちゃわん など約60点を集めた。小間は無地で趣のある道具、広間では華やかな道具や調度品が使われる傾向が見てとれる。

 正式なもてなし・茶事の際、席の準備が整ったことを客に知らせる鳴り物も。小間で用いる 銅鑼どら 、広間で使う 喚鐘かんしょう が並ぶ。

 「千家十職」の表具師・奥村吉兵衛家の協力で、はけ、へらなどの道具のほか、 きれ や障子紙といった材料も展示している。

 表千家の茶室「 不審菴ふしんあん 」の模型と館内に設けた組み立て式の小間では、入室体験ができる。

 担当者は「小間と広間の違い、茶室の奥深さに興味を持ってもらえれば」と話している。

 月曜休館(7月15、29日は開館)。入館料( 呈茶ていちゃ を含む)は一般1000円、大学生800円、高校生500円、生以下無料。

 7月20日午後2時からは講座「表具師 奥村家の仕事」を開催。奥村吉兵衛さんが出品中の道具や表具師の役割を語る。受講料は来館(先着180人)が1500円、オンライン(17日まで募集)が3000円。

 同会館(075・724・8000)のホームページなどから申し込む。

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