
能登半島地震で仕事場を失った輪島塗の職人のための仮設工房が1日、石川県輪島市内に4室分、開設された。助成を受けて市が約40室以上の設置を目指しており、この日はさっそく利用者が道具を持ち込むなど、仕事の準備を進めていた。
輪島塗には多くの工程があるが、各工房が輪島朝市エリアの火災や倒壊で甚大な被害を受けた。市が伝統工芸産業の危機に対応しようと、独立行政法人「中小機構」の助成を活用し、「県輪島漆芸(しつげい)美術館」敷地内や近くに仮設工房の設置を決めた。市によると68件の利用希望があった。木造のユニットタイプで賃料は無料。25平方メートルの各部屋にはトイレやシャワー、エアコンもある。
蒔絵(まきえ)師の川谷内(かわやち)準之介さん(42)は「道具も住居も、火災で全て失ったのでありがたい。仕事の依頼も来ているので、父から継いだ仕事を生まれ育った輪島で続けていきたい」と話した。(上野創)
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