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東大寺の伝統行事「お水取り」 絵画や道具などの特別展|NHK 奈良県のニュース - nhk.or.jp

古都・奈良に春の訪れを告げる東大寺の伝統行事「お水取り」に関連する絵画や行事で使われる道具などを展示する特別展が、10日から奈良市の奈良国立博物館で開かれます。

特別展は、「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂の伝統行事「修二会」にあわせて毎年開かれていて、ことし(令和6年)は、国の重要文化財19件を含む65件が展示されています。
このうち、「二月堂曼荼羅(にがつどうまんだら)」は、修二会の本尊である十一面観音が雲に乗って二月堂の上空に現れる様子が周囲に咲く桜とともに描かれた室町時代の掛け軸です。
また、行事の中で「練行衆」と呼ばれる僧侶たちが身につける帽子やはかまなどの装束の実物も展示されています。
今回は、初めての試みとして、東大寺の僧侶の監修で人形に装束を着けて行事の最中の動きを再現して展示したということで、実際の様子をうかがい知ることができます。
展示会を担当した奈良国立博物館の北澤菜月 情報サービス室長は、「今回は立体的な展示物もあり、お水取り全体の儀礼の内容や意味を詳しく知ることができる内容なので、お水取りを見に行かれる前後にぜひ見に来てほしい」と話していました。
この特別展は2月10日から3月17日まで開かれます。

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