多数の建物が倒壊した輪島市河井町で、升井克宗さん(65)は妻の佳美さん(63)とともに、倒壊した自宅から「商売道具」を運び出していた。
2人は伝統の輪島塗の技術を活用した小物を制作、販売する。地震で2階建ての自宅は改装中だった1階部分がつぶれて倒壊したが、2人にけがはなかった。「まだ頑張って生きろということかな」と升井さん。商品の数珠やアクセサリーなども無事だったものがあると分かり、佳美さんは「この歳でも復興しようというやる気になれた」と笑顔を見せた。
3日午後は、ひさしを伝って自宅に入った。室内は天井や床が大きく傾き、物が散乱していたが、商品が入った衣装ケースなどは持ち出せた。升井さんは「命が助かっただけでありがたい。ここからまた再出発します」と力強く語った。(斉藤和音)
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