明治から昭和の時代に使われていた生活道具などを紹介する恒例の展示会が、岐阜市の博物館で開かれています。
この展示会は、かつて使われていた道具を見たり触ったりすることを通して当時の人々のくらしや知恵を知ってもらおうと、岐阜市歴史博物館が展示物を変えながら毎年、開いています。
会場には、明治から昭和の時代に日常生活で使われていた400種類ほどの道具が学校、家の中、まちかどの3つのコーナーに分けて展示されています。
このうち学校では、昭和20年から40年代の教室が再現され、2人がけの木製の机といす、教科書などが展示されています。
一方、まちかどでは、昭和の岐阜の街の風景が再現され、路面電車の車両の先頭部分や喫茶店の店内の様子なども展示されています。
この日は、本巣市の小学3年生が授業の一環で訪れていて、家の中にある黒電話のダイヤルを回したり、足踏みミシンの体験をしていました。
児童は「昭和の道具はいまと違ってちょっと不便なこともあるけど使うとおもしろい」とか「こんな道具を使うのは大変そうと思ったけれど、もっと知りたいと思いました」などと話していました。
この展示会は、岐阜市歴史博物館でことしの3月10日まで開かれています。
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