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問屋から、小規模でも丁寧な暮らしを表現する和道具ブランドへ。産地や職人と歩み続ける「にちにち道具」の想い ... - BIGLOBEニュース

私たち、株式会社ワイ・ヨット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社⻑:寺⽥佐和⼦)は創業75年を迎えるキッチンの専門商社です。⻑らく台所を起点に⽣活者を⾒守り、社会の変化に合わせて商品を提案してきました。創業当時は親⼦三世代でゆっくり囲む⾷卓が当たり前でしたが、現在は核家族化や共働き世帯数の増加、⾷事時間の短縮化も進んできています。社内でも働く母親が増えてきており、現社長も今回ご紹介する「にちにち道具」の担当者も子育て世代のワーキングマザーです。

そんな世の中に変化が起きる中、2010年代から「丁寧なくらし」というキーワードが広まりました。忙しい毎⽇の中でも⽣活にひと⼿間かけて、⼼豊かに暮らしたいという気持ちが感じられます。にちにち道具はその前身から数えると10年程続く和道具のブランドですが、2023年4月のリブランディングをきっかけに、「いつもより少し本格的」「いつもより少し季節を感じる」ことができる道具をご提案していきたいと思っています。

2023年秋に発売(一部先行発売中)となる「木蓋のご飯釜」では、昔懐かしいお釜のフォルムを再現。かまど等が無い家庭のガスコンロでも、簡単に美味しいご飯の代名詞である「釜炊きご飯」を楽しむことができます。本体は新潟県、蓋は長野県にて製造。

産地との取り組みへのこだわり

にちにち道具は北は岩⼿県、南は⼤分県と⽇本国内の産地と取り組み、昔ながらの道具を紹介しています。私たちが大切にしているのは、長く取り組みを続ける事。細く長くでも取り組み続けることができれば、産地でものづくりが生き続ける一助になると信じているからです。

例えば2022年秋に発売した和せいろは大量生産が難しい商品ながら、予測以上の伸びで受注を頂いていますが、現在このせいろに携わる職人は3名。そのうち蓋は1名、せいろは2名の方だけで作っていただいています。長野県の木曽で作られているのですが、この古くから続く木工の産地でせいろに係る職人は少なくなっています。

2022年秋に発売した和せいろ。産地に近い吉野ひのきを使用し入手が難しい桜皮で留めた、拘りある仕様。中華蒸篭より丈があり蒸気が抜けにくいので、高さが必要な茶碗蒸しやボリュームのある蒸しもの、具沢山のおこわなどにお勧めです。定番のシュウマイや肉まんなどの点心も勿論蒸すことができます。

大切にしたいご縁

このせいろを作るにあたり、職人の紹介から商品の企画・生産までを支えてくださるメーカーの存在が欠かせません。アルミ鋳物に昔話のような釜蓋を合わせたご飯釜を企画した際にも、蓋の厚みやどんな木で作ったら良いか、どこかに作れる職人がいないか等の細かい所から相談し一緒に作って頂きました。なお、釜本体についても本当に美味しいご飯釜を作られている新潟のメーカーにお願いし、一緒に美味しくご飯が炊けるようにレシピ開発をしています。昔からお付き合いのあるこういったメーカーとのご縁を、会社が大切に繋いできたことで商品が生まれています。

私たちはお客様にどのような需要があるのか、どんなライフスタイルに向けて提案するべきかを肌で感じていますが、ものを作ることへは多少の知見はあっても、やはり本職の産地の皆さまには及びません。ですのでこのような長年のご縁で繋がっているメーカーさんや産地がいくつもある事は本当に有難いことで、一緒に取り組むことができて初めてにちにち道具のものづくりがあります。

ご飯釜では、いかにもなビジュアルの釜めしも楽しめます。市販の「炊き込みご飯の素」等でも十分美味しく作ることができ、調理の手間はかけずにその分、会話など食べる時間を楽しんで頂ければと考えます。

暮らしの多様化に合わせて

にちにち道具は和道具なので、日本に住む人が持つ和のインスピレーションにぴったり合い、潜在的な心地よさを呼び起こします。例えば、鍋の薬味を準備するときに、チューブ入りでは無くわざわざおろし器を使ってみる。おせちを全部作るのは面倒だけど、伊達巻きだけは好きだから作ってみる。いつもは炊飯器だけどたまにはお釜でご飯を炊いてみる・・・などなど。そこでは一人でも二人でも何人でも関係なく、「ひと手間かけて美味しいご飯を食べたい」という純粋な欲求が満たせます。

ですので、にちにち道具は使い手を限定せず、いつもはできなくてもたまには「丁寧なくらし」を体感したい方に向けて、逆に言えば性別・年齢を問わず全ての「丁寧なくらし」に憧れを持つ方に向けて、提案していきたいと考えています。

2023年秋発売予定の曲げ輪のおひつ。日本最高峰の職人の手により細部まで丁寧な細工が施され伝統工芸品の趣を持ちますが、なんと金属を全く使用していないために電子レンジで温めなおしができるという優れもの。

和食文化の継承

2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食:日本人の伝統的な食文化」ですが、私たちは和食をより身近なものとし、文化の継承を担っていきたいと考えています。その為にご家庭で気軽に使っていただけるよう、イメージの湧きやすい日常の風景をSNS等でアップしています。特におしゃれでもなく簡単な調理ばかりですが「うちにあったらこんな風に使えるかな」というイメージが湧けば一番だと思っています。

蒸し調理と言えば電子レンジでもいいのですが、せいろで湯気を上げながらふっくら蒸す美味しさ、本格的な調理以外にもちょっとした温めなおし等でも活躍する便利さのような、昔ながらの道具の良さを日常の風景の中で次の世代に自然に伝えていきたいと考えています。

にちにち道具が目指すもの

にちにち道具の商品の多くは大量生産ができません。職人が少なかったり、高齢だったり、作れる機械が沢山なかったりといった生産に関する理由が大部分です。キッチンの専門商社として、スイッチ一つで大量生産ができない商品をオリジナルのブランドとして据えることはある意味では無駄な事かもしれませんが、そこに会社としての命題があると私たちは考えています。にちにち道具は、常にお客さまに「食を通して心豊かに暮らす体験」をもたらす、道しるべのようなブランドでありたいと思っています。

公式ホームページ:https://nichinichi-dougu.jp/

公式インスタグラム:https://www.instagram.com/nichinichidougu/


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