平和公園の清掃に手作り掃除道具を贈る原爆の日を前にNHK 広島のニュース - nhk.or.jp

８月６日の「広島原爆の日」を前に、広島市の平和公園の清掃に役立ててもらおうと、ボランティアグループが手作りの掃除道具を広島市に贈りました。

掃除道具を贈ったのは、広島市安佐北区でボランティア活動を行っている「関川福寿会」です。
このグループでは、原爆で亡くなった人たちを慰霊しようと、２３年前から平和公園を清掃するための熊手と竹ぼうきを作って、市に贈る活動を続けています。
１４日はボランティアグループの１０人が平和公園を訪れ、熊手１２４本と竹ぼうき３５本を市の職員に手渡しました。
熊手と竹ぼうきとは、グループのメンバーが東広島市の竹を伐採して、およそ２週間かけて１本ずつ手作りで完成させたということで、平和公園の清掃の際に活用されるということです。
ボランティアグループの代表で、原爆が投下されたとき母親のおなかの中で被爆した胎内被爆者の永井俊之さん（７７）は、「熊手やほうきできれいになった平和公園を訪れた人に見てもらいたい。２０年以上続いている活動なので、これからも続けていきたい」と話していました。

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