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手回し洗濯機に、磁石式電話 昔の「最新鋭」道具と暮らしに思いはせ:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

高田誠

 手で回す洗濯機や蓄音機などに触れることができる企画展「昔のくらしと道具」が青森県六ケ所村の村立郷土館で催されている。生活を便利にした当時の最新鋭のモノたちが輝いて見える。

 1896(明治29)年に登場したデルビル磁石式電話機は、右脇のレバーを回して電話局に信号を送って相手につないでもらい、左脇の受話器を耳に当て、本体中央のラッパのような送話機に向かって話す。鈴木浩館長によると、訪れた子どもたちに糸電話で仕組みを説明すると興味津々の様子だったという。

 このほか、ダイヤル式電話機やカメラ、真空管ラジオ、炭火アイロン、農具、漁具、玩具など約250点が並ぶ。年表や写真パネルで六ケ所村の歴史とともに、道具の変遷が分かるよう工夫されている。

 村が郷土館を建てた1991年に村民に民具の提供を呼びかけたところ、主に明治から昭和にかけて使われていた約1千点が集まった。収納庫に保管しておくだけではもったいないと、今回企画した。めんこや輪投げなどの昔の遊びを楽しめるほか、洗濯板や石臼、足踏み脱穀機などを使う体験もできる。

 鈴木館長は「最新式の道具も、時代がたてば懐かしいものになる。当時の村民の暮らしに思いを巡らし、未来の暮らしも想像してみてほしい」と話している。26日まで。入館無料。(高田誠)

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