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米国でMacBookも自分で修理できるようになりました。ただし、特殊な道具のレンタルや購入が必要です - GIZMODO JAPAN

とってもお得かというと、微妙ですが…。

いま海外では「修理する権利」がホットです。お金を出して自分が購入したものなのに、それをユーザーが自由に修理することはできない。購入したメーカーやショップに再び高いお金を払わなければ、ユーザー自ら修理すらできないというのは権利侵害という考え方ですね。すでにApple(アップル)は、iPhoneをユーザーが自由にパーツ交換修理できる「Self Service Repair」のプログラムを、今春より米国でスタート。ここにM1チップを搭載する「MacBook Pro」ならびに「MacBook Air」が加わったことが、Appleからアナウンスされていますよ!

いろいろな問題点も指摘

Self Service Repairでは、MacBook ProやMacBook Airが故障したとき、自分で修理するのに必要なパーツマニュアルが提供されます。AppleのMacBookシリーズといえば、とにかく自分ではほとんどハードウェア系の修理メンテナンスができず、必ずといっていいほど、Apple認定の修理業者へ持ち込むしか選択肢がありませんでした。Genius Barを予約して、そこでサポートを受けてねという正規ルートの存在感。ネジまで特殊だったりするので、Appleの公式修理に出すしか方法がないというわけですね。

ところが、Self Service Repairの登場で、ユーザーは自ら交換修理したいパーツを自由に購入可能。しかしながら、いろいろと問題点も指摘されています。たとえば、ほどよい価格でパーツは購入できても、特殊な道具がなければMacBookの内部まで触れなくないので、その特殊な道具のセットを1週間49ドル(約6,700円)でレンタルする必要があります。道具を購入してしまう選択肢もありますが、それだとAppleへ公式に修理に出したほうが安くあがりそうなんです。

おまけに、Self Service Repairによって頼めるパーツは、MacBook本体のシリアルナンバーによる承認制を採用。サードパーティーのショップなどが、MacBookの修理サービスを提供するため、いつでも店頭にパーツをストックしておくなんてスタイルは許可されていません。そもそもAppleが、Self Service Repairの提供にあたって、これはよほどの玄人が自分で修理することも可能にするためであって、普通は認定業者によるプロのサービスにお金を払うほうがよいなんて公言しています。

Self Service Repairは、年内には欧州でも利用可能になる予定。Appleに加えて、米国ではSamsung(サムスン)やGoogle(グーグル)も、自分で修理できるサービスを続々と提供していますから、この流れは、きっと日本国内にもやってくるのでしょうね~。

Source: Apple

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