太平洋戦争中の戦意高揚に利用された紙芝居を集めた展示「戦時中の紙芝居」が、大津市御陵町の市歴史博物館で開かれている。九月四日まで。
館が収蔵する約七十作品のうち、一九四一~四四年の九作品を展示。「進め一億、火の玉父さん」は軍歌と関連した作品で、日本の戦勝を知らせるラジオ放送に一家が喜ぶ様子を表現。「金物総動員」は兵器を造るために金属類を集めることで、戦地に行かなくても国の役に立つと訴えている。
館によると、場面ごとの絵と語りで物語が進む、現在のような「平絵紙芝居」は三〇年ごろに生まれたとされる。太平洋戦争が始まると、戦時下の国民の「あるべき姿」や国策を宣伝する手段として使われ、町内会などの集まりで大人に向けて読まれた。
木津勝副館長は「戦時下の人々の気持ちを動かすために、紙芝居がどのように情報を伝えたのか。知ってもらうと、新たな発見がある」と話した。
午前九時~午後五時(入場は午後四時半まで)。月曜と八月十二日は休館。一般三百三十円、高大生二百四十円、小中生百六十円。(北村大樹)
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