新型コロナウイルス感染症拡大で、米国ではホームクッキングが改めて注目されている。使いやすい調理道具はもちろん、多彩なカラーを持つシリコーン製の商品が最近は増えており、価格も手ごろで人気がある。コンセプトやデザインに特徴を持つ商品も多い。
米国製の調理道具には、機能に応じたさまざまな商品があり、キッチンがあふれかえってしまいがちだった。だが、数少ない道具だけでセット販売をするのが米マテリアルキッチンだ。
大小2本のナイフ、トング、金属のオタマ、木製のオタマ、ヘラの6種類だけを木製ベースに収める商品「ファンダメンタルズ」は、最小限必要な種類だけといえる。価格は195ドルと高めだが人気があり、調理道具のほかにも、「最小限必要な」というアピールで、鍋類や皿などもラインアップにそろえている。
流通をなくして消費者に直接販売
対極なのが米オクソーだ。エルゴノミクスを重視した握りやすさが特徴で、幅広い商品がある。特定の用途に合わせた商品も多く、最近ではパイやクッキーの生地を混ぜやすくする攪拌(かくはん)器、オムレツ用ヘラ、アボカド用ミックス器などを出している。
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