打ち上げからおよそ6年。日本の小惑星探査機「はやぶさ2」がいよいよ6日、地球に帰還するのを前に、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)の担当者らが「準備万端で迎えたい」などと心境を語りました。
「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ・津田雄一さん「訓練・準備は整いましたので、最後は探査機が今まで動かしたことがないところがちゃんと動いてくれること、オーストラリアの天気がいいことを祈りながら、明後日を私も楽しみにしています」
「はやぶさ2」は2014年12月3日に打ち上げられた後、地球から直線距離でおよそ3億キロ離れた小惑星「リュウグウ」で、去年、砂や石などの物質をカプセルに採取し、地球に向かっています。
今回のミッションで「はやぶさ2」は、同じ天体の異なる2つの地点への着陸に成功するなど、7つの世界初を達成しています。
「はやぶさ2」は5日午後2時半ごろ、高度22万キロメートルで物質が入ったカプセルを地球に向けて分離し、次の探査に向けて再び、新たな惑星へ旅立ちます。
分離されたカプセルは、6日午前2時28分ごろ大気圏に突入し、火球になりながらオーストラリアの砂漠地帯に着陸する予定です。
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