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Yeti VS Wave 3:最強のUSBマイクガチンコ決定戦 - ギズモード・ジャパン

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マイクほしい~。

ZOOM会議は毎日のようにあるし、YouTubeも始めたいし、かといってデスクが手狭になったりかっこ悪かったり使いづらかったりしたら困りますね。

Yetiはみんな使っててよさそうだけど…。そこでWave 3 との比較を米Gizmodoがまとめてくれました。


すでにコロナ渦の前からUSBマイクは人気を集めていましたよね。

特にポッドキャストやYouTubeをやるストリーマーと呼ばれる人達を始め、高品質のマイクが必要な人たちにとっては簡単に抜き差しして使えるUSBマイクは重宝します。ロックダウン前にマイクに投資をしておかなかった人たちは、そろそろいいマイクがほしくなってきた頃じゃないでしょうか。在宅勤務で必須となったオンラインミーティング、自粛や在宅で会えない友達と始めたポッドキャストには、130ドル(1万3600円)のBlue Yetiや160ドル(1万6900円)のElgato Wave 3などがおススメです。どちらも機能的にはかわりなく使えますが、ギズモードを見に来てる人は「どっちでもいいよ」なんて答えは期待してないですよね。もちろんどちらに投資すべきか、ちゃんと細かくお伝えします

Blue(ブルー)のUSBマイクの製品ラインナップの中でもっとも有名なのはYeti(イエティ)でしょう。2009年にサウンドの世界標準THX認証を業界初で受け、米Gizmodoの“ベスト” マイクランキング入り も果たしています。

Yetiのライバルは新参であり、少しお高いWave 3かもしれません。THX認証こそ受けてはいませんが、認証に値すると言ってもいいでしょう。少なくとも私の耳にはクオリティの高いサウンドに聞こえます。Elgatoはビデオキャプチャ機器で有名ですが、そのほかにもさまざまなストリーミング機器も出しています。 リングライトにストリームデッキ、グリーンスクリーンなどなど。その中で売り出しているマイクはわずか2種類で、Wave 3はそのひとつ。130ドル(1万3700円)の Wave 1はBlue Yetiと同じお値段で、サンプリング周波数はどちらも48kHz。Wave 3のサンプリング周波数は最大96kHzです。ということは、理論的にはもっと細かな音声を拾えるということ。またWave 1と比較して、さらに微調整が可能です。というわけで、Blue Yetiとタメを張れるマイクということなのです。

テストのため、小説の一節を読んでみました(こちらの記事中に動画があります)。扇風機の音がある環境音をバックグラウンドにして読んだ音声と、扇風機の音なしの両方を同じ部屋と少しエコー効果があるキッチンのダイニングエリアで試してみました(キッチンでの録音には残念ながら冷蔵庫の音が含まれています)。床はフローリングですが特に消音対策はしていません。ですので、特に特殊な防音効果のない、まったく自宅と同じ状況でのセッティングということです。同様にテストとしてキーボードの前と後ろにマイクを置いてタイピングの音も試してみました。


機能対決

Blue Yetiの後ろ側にはダイヤルがあり、「ステレオ」「全方向」「カーディオイド」「双方向」の4つの機能を選択できます。どれを選ぶかは何を録音するかで決まります。カーディオイドは音の方向範囲が制限されるため、ポッドキャストに最適といえます。一方「全方向」はあらゆる方向から音が聞こえてくるような野外での録音やライブイベントでその力を発揮します。

ゲイン用には別のダイヤルが用意されています。Yetiは非常に感度のよいマイクでゲインの幅も広くなっています。ですが、使い方によっては特にこれらをいちいち設定する必要はないかもしれません。一度設定すれば特に動かす必要がない人もいるかも。ボッドキャストや双方向の録音にはゲインを高くする必要はありませんが、野外での録音では遠くの音を増幅する必要がある場合には有用でしょう。

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Blue Yetiは環境音が入りすぎる。
Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

前面には音量調整とミュートボタンがあります。マイクがミュートになっている場合、ボタンの小さな赤いランプが点滅します。ライブのときは赤が点灯します。ミュートするのに数回ボタンを押さなくてはならないくらいにボタンはすぐに摩耗してしまいます。

Elgato Wave 3の機能はもっとシンプルです。なにしろ選べるのは「カーディオイド」だけ。前面のダイヤルを押すとマイク、ヘッドホン、クロスフェードの3つに切り替えられます。マイクの設定を選択するとダイヤルでゲインを調節できるようになります。ヘッドホン設定を選択すると、同じダイヤルは音量の調節になり、クロスフェード設定ではマイクとPCのオーディオミックスか、どの音源を使うのかを選択できるようになります。この設定の選択は非常に使いやすいと思いました。

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Blue Yetiと比べて、Elgato Wave 3は機能が集約されている。
Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

ミュート・ミュート解除ボタンもマイクの上部にあり、軽く押すだけでオンにできます。Wave 3のボタンを押す音は録音には入りません。ですが赤いライトが点灯していてもミュートにならないことがあります。実は在宅のZoomミーティングが猫に邪魔されたため、ミュートしたつもりで猫を追い払おうとしたら、ミュートになっていなかった、という苦い経験があるのです。猫だけにみんなには許してもらえましたが、ミュートにしたつもりでできていなかったら…考えただけでも困ってしまうシーンがあるでしょう。Wave 3も自動でゲインを低くすることができますが、話し方によって自動で調節されるということはないようです。

Wave 3にはYetiにはないマイクとPCオーディオのミックス機能がありますが、Yetiのレコーディングパターンはバリエーションが多くその点で汎用的と言えます。ゲインとボリューム範囲も広くなっています。このカテゴリはYetiの勝ち。

機能対決はYetiの勝ち。


レコーディング対決

Yetiは周囲のノイズを拾いやすいのが玉に瑕です。カーディオイドパターンが選択されていても同じです。通気の音や車の音、犬の吠え声、外を歩く人の話し声…。Yetiはそういったノイズを拾います。私は特にマイクスタンドなどのアクセサリを持っていないため、ストリーミングやゲームでマイクが必要なときはキーボードの前にマイクを配置してノイズが入るのを防いでいます。それでもゲームに興奮して方向キーを連打する音やマウスのクリック音などはばっちり入ってしまいます。

防音室などの理想の環境でポッドキャストやビデオ会議の録音に使用するなら、完璧に機能を発揮してくれます。さらにプロ仕様のクオリティを維持しながら他のマイクと比べると廉価ですが、雑音が多い部屋で使うときには注意が必要です。

ここ数年の間に発売されたなかでは、YetiはスタンドアロンのUSBマイクとしては最高レベルと言っていいでしょう。Yetiは非常に音に敏感なため、プ、ブ、グといった破裂音にはポップフィルターが有効です。マイクに近づきすぎても、呼吸の音などを拾ってしまいます。

防音室がなくたってご心配なく。環境音が入らないように工夫すれば大丈夫です。 Yetiはエコーを抑えるのが得意です。 特にカーディオイドモードになっている場合、アーチ状に丸くなっているような高天井などでは、特殊なサウンド効果が欲しい場合をのぞきほとんどのUSBマイクはおすすめできません。

本の朗読などを録音するとき、Wave 3はBlue Yetiの録音とほぼ同じでした。破裂音やエコー、そして環境音に敏感なところも同じでした。でも、USBマイクにしてはプロ用のマイクと変わらない音質が期待できます。Wave 3を試したとき、キッチンやダイニングからの音はエコーとなって響き、 そのせいか、ナレーションの音は温かみに欠ける音でした。冷蔵庫の音すら拾いますが、サンプルレートを低くしてきちんと環境音を管理すれば問題はないでしょう。

カーディオイドモードでの録音に絞れば、どちらのマイクでも問題はありません。Yetiの方がパターンは豊富なのですが、同じパターンで比較しないと適正なテストはできないため、 YetiとWave 3の引き分けとします。

総合的に見てレコーディング対決はYetiの勝ち。


サイズ対決

私が特に気になった点はBlue Yetiの台座の裏面。全体にクッションが張られていないのが非常に気になるんですよね。そのためにマイクは簡単にノイズを拾ってしまいます。両脇の留め具でマイクの傾きを固定できます。マイクはそれほど重くはありませんが、Wave 3よりもだいぶ大きくなります。台座とスタンドもその分大きくなっています。ただし、台座が大きいので非常に安定性がよく、手が当たったくらいでは倒れません。

大きいことのメリットはマイクの位置が高いこと。なので口元まで届くように他のスタンドやアームを使う必要はありません

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Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

比較するとWave 3の方が持ち運びには便利です。ミニマリストスタイルのスタンドが秀逸で、丸いベースに支柱がついているだけのシンプルなデザインながら、マイクをしっかりと支えてくれます。支柱の台座の裏面は全体にクッションが張られており、振動がマイクに伝わるのを防ぐようになっています。 スタンドはYetiのものよりもかなりシンプルなものですが、マイクの振動はYetiよりも長く持続します。

スタンドの高さもYetiと比べて低くなっているため、口元よりも下に配置されるために拾う音がクリアになります。ヒンジ部分はYetiよりも頑丈。マイクを傾けることもできるし、 傾きはしっかりと保持できます。

突き詰めれば、Wave 3はコンパクトだからデスクスペースを有効に使えます。ヒンジも脇の留め具もしっかりしているし、マウントにつけたときにもYetiのようにゴツく見えません。見た目もスマート。

サイズ勝負はWave 3の勝ち。


総合評価

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Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

Blue YetiとElgato Wave 3はどちらも非常によいマイクです。甲乙つけがたいというのが本音です。Yetiは12年の歴史を誇る老舗だし、その機能性と130ドル(1万3600円)という価格を評価されUSBマイク業界のスタンダードと言えるブランドでもあります。 Wave 3はお店に並んでからまだ間もない新顔です。Yetiとの値段の差はわずか3,000円ほど。レコーディングのパターンこそYetiよりも少なくなっていますが、音質は素晴らしいもので、デザインもスマート。サンプルレートも高くなっています。

ただ、価格に見合う品質で長く使えるマイクを求めるなら、Blue Yetiに軍配でしょう。対応している他社製のポップフィルタの種類も多く、定評も高くなっています。だからといってWave 3だって引けはとりませんよ。素晴らしいマイクです。

ガチンコ勝負で白黒をつけるとすれば、Blue Yetiの勝ち、というだけです。

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