調査は各大学の学生のイメージについて「行動力」「対人力」「知力・学力」「独創性」の4つの側面で評価した。より多くの学生を評価するため、19年と20年の調査を合算して集計した。 総合ランキング1位の北大は「行動力」「対人力」で1位、「独創性」で2位だった。同大は2026年の創基150周年に向け、国際社会で活躍できる人材の育成を整備している。 13年度から開設した特別プログラムの「新渡戸カレッジ」では実践的英語力の育成や海外留学、フィールドワークなどで協調性やリーダーシップを養う。企業からは「地道に研究を続け粘り強く成果を出す」(食品)や「論理的な思考ができ、開拓者精神を持っている」(メディア)などの声があった。 ■就職支援など強み 総合2位は横浜国立大学、3位は名古屋大学だった。横浜国大は「行動力」「対人力」で2位、名大は「知力・学力」で2位だったほか、両大学とも4側面全てで評価が高かった。 総合トップ10は全て国立大学が占めた。私立大学では総合12位に早稲田大学、総合15位に慶応義塾大学が入った。早大は「行動力」で4位、慶大は「対人力」で3位だった。 また、「採用を増やしたい大学」では福岡工業大学が1位、文教大学が2位と私立大学が上位に入った。福岡工業大学には「学習環境が良く素直な学生が多い。入社からの成長が早い」(製造)との声があった。同大は双方向の対話を重視するアクティブ・ラーニング型の授業に重点を置き、教職員が一体で就職を支援している。 文教大学は小中学校の教員の養成に強みがあり「真面目な人が多く、人の育成や管理に適した人材だ」(小売り)と評価する声があった。3位に入った宇都宮大学には「我慢強く、誠実に物事に向き合う」(製造)との意見があった。 ■国際感覚や自立性評価 注目している大学を最大5校まで聞いたランキングでは、上位にはグローバルで活躍できる人材の教育に力を入れる大学が入った。 1位の国際教養大学は「国際感覚や自立している学生が多くいる」(製造)と、国際色豊かな環境が評価された。全ての授業を英語で実施し、外国人留学生との寮生活や海外留学など独自の教育で注目を集めている。 2位は立命館アジア太平洋大学だった。学生の約半数は外国人留学生で、企業からは「多様な価値観で学ぶので、意見をはっきり伝える能力が高い」(卸売)と評価する声があった。 一方、採用時に重視する項目も聞いた。「非常に重視している」「重視している」を合わせた回答が最も高かったのは「コミュニケーション能力が高い」と「主体性がある」で88%だった。「チャレンジ精神がある」が83%で続いた。 調査概要 全上場企業と一部有力未上場企業4814社に、2018年4月~20年3月の2年間で新卒社員として採用実績のある大学を人数の多い順に10校まで挙げてもらい、「学生のイメージ」と「大学の取り組みへのイメージ」の2つを聞いた。調査は日経リサーチを通じて20年2月17日~3月19日に実施した。有効回答数は805社だった。 ランキングの集計方法 学生のイメージ12項目、大学の取り組みへのイメージ7項目について、採用実績のある大学がイメージに合うかどうか6段階評価してもらった。得点は非常に当てはまる10点、当てはまる8点、やや当てはまる6点、あまり当てはまらない4点、当てはまらない2点、全く当てはまらない0点として集計した。20年と19年実施の調査を合算して集計した。学生イメージの集計では、項目ごとに獲得した点数に対して、2年間の入社人数を重みとした加重平均値を「得点」として算出。全項目を「行動力」「対人力」「知力・学力」「独創性」の4つの側面に分けて、それぞれの平均値を出した。総合ランキングはこの4つの得点を単純合算した。大学の取り組みイメージも同様に加重平均値を「得点」とした。 ランキングの対象 採用実績の多い順に挙げてもらった10校を回答数の多い順に並べ、回答数が一定水準以上に達した156校。 ◇ 調査の詳細は3日発売のムック『価値ある大学2021年版』(日経HR)でまとめています。
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June 11, 2020 at 04:06AM
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