試験を終え会場を後にする受験生=19日午後6時2分、富山市五福で |
確実な合格狙う受験生
五福キャンパスでは、友人と二日間の健闘をたたえ合い、晴れ晴れとした表情で帰路に就く受験生の姿が見られた。
来年からは大学入学共通テストに衣替えし、試験内容が変更されるだけに、富山、石川両県内の受験生からは「今年で決める」と強い決意の声が聞かれた。
富山大五福キャンパス(富山市)で受験した富山県立魚津高の草勇人さん(18)は「(センター試験の)マークシート対策しかしていないので、浪人はできない。今年で決めようと同級生みんな言っている」と話す。同県高岡市内の高校に通い、国立文系を志望する浅野詩桜(しお)さん(17)も「来年は対策の仕方が分からない」と今年の合格に懸ける。
「周囲では志望校のレベルを少し下げたり、志願校を増やしたりしている」。富山市内の高校生松田梨瑚(りこ)さん(18)は、現役合格を確実にしたい受験生の動向をこう明かした。
金沢大角間キャンパス(金沢市)で受験した小松明峰高の佐野敬俊(けいしゅん)さん(18)は「来年は形式が変わるので、今年受かるためにみんな勉強してきていると思う。それに負けないようにやってきた。あとは祈るだけ」とやり切った様子。金沢高の笠間拓巳さん(18)は「浪人は家族が許してくれないので、最後のセンターに懸けた」と力を込めた。
大学入学共通テストは当初、英語民間検定試験と国語・数学の記述式問題の導入が目玉だった。萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言もあり、格差拡大や採点ミスの懸念への対応が不十分として批判の声が高まり、見送られた。
来年はセンター試験と同様、マークシート方式で実施するが、出題傾向や解答時間などの全容は未定。入試センターは、記述式を見込んで増やすとしていた国数の試験時間の見直しなどを今月中にも発表する。
金沢育英センター(金沢市)の飯島禎司(ていじ)講師は「浪人を嫌がる『超現役志向』は見送り前から少し緩和されたものの、拍車がかかったまま」と、制度変更に受験生が翻弄(ほんろう)される現状を指摘する。 (小佐野慧太、戎野文菜、山岸弓華)
富山県内の志願者数は県内全体で五千六百三人。四大学五会場で試験に臨んだ。目立ったトラブルはなかった。五福、杉谷の両キャンパスで四千四百九十三人が志願した富山大の受験者数は、理科の基礎四科目が二千百五十五人、数学1(ローマ数字の1)・Aなどが四千六十八人、数学2(ローマ数字の2)・Bなどが三千七百八十五人、理科の専門四科目が二千二十八人だった。
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January 20, 2020 at 08:28AM
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【富山】新制度不安「今年決める」 最後のセンター試験 県内5603人志願 - 中日新聞
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