江戸時代に鷹匠(たかじょう)が使っていた「餌畚(えふご)」という道具がある。奈良県内在住の鷹匠・西尾俊通さん(74)が、古道具屋で手に入れたかごと、日光東照宮(栃木県)の資料を元に自作したひもを使い再現した。
西尾さんは「吉田流」といわれる、徳川将軍家に仕えた流派の鷹匠だ。およそ半世紀前にラガーハヤブサを購入したことがきっかけとなり、愛知県の鷹匠・丹羽有得(ありえ)さん(故人)に入門して、技術を磨いてきた。
餌畚はタカの餌を入れておく道具だ。薄く割った竹を組み合わせた円錐(えんすい)のような形のかごと、腰に結ぶひもの部分からなる。江戸中期の有職(ゆうそく)故実の書物にも鷹術の道具として記載されており、腰にくくりつけるひも「こしのを」の結び方が紹介されている。
西尾さんは、森進一さんら人気歌手のバックバンドで演奏していたベーシストでした。記事の後半では、ハヤブサとの出会いが書かれています。「正夢」のような出来事があったと言います。
ただ、現代では餌畚ではなく、竹で編んだ口餌籠(くちえかご)や漆器の餌合子(えごうし)が主に使われている。明治生まれの丹羽さんも生前、「餌畚のひもの結び方はわからない」と話していたという。西尾さんは「このままだと後世には伝わらないな」と感じ、資料を探し始めた。
今年の夏、岐阜県の古道具屋…
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