国宝松本城天守の床磨きイベント昔ながらの道具で長野｜NHK 首都圏のニュース - nhk.or.jp

長野県の国宝・松本城で６日、天守の床を磨くイベントが開かれ地元の人たちは、昔ながらの道具を使って床の隅々まで丁寧に磨いていました。

このイベントは６日、松本市が開いたもので、松本城の天守には、地元の人など５０人余りが集まりました。
参加した人たちは、始めに、米ぬかとクルミを麻の布で包んだ「たんぽ」と呼ばれる昔ながらの道具を使って床磨きに取り組みました。
「たんぽ」は、床のつやを出したり、木材を傷みにくくしたりする効果があるということで、床の隅々まで丁寧に磨いていました。
また、今回のイベントでは、松本城の研究をしている教育委員会の職員から歴史を学ぶコーナーも設けられ、参加した人たちは、地元の人たちの働きかけで城が修理されてきたことを知り、地域の文化財を大切にする心を養っていました。
参加した松本市の７０代の女性は「城を見に来た人たちが、天守がきれいになったと思ってもらえるよう丁寧に磨きました」と話していました。

Adblock test (Why?)