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氷冷蔵庫・壁掛け電話・炭火アイロン 昭和の懐かしい生活道具ずらり:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

河合博司

 携帯電話やゲーム機、パソコンなど、電気あっての道具に囲まれている子どもたちに、電気なしでも機能した昭和の生活道具を知ってもらう企画展「昭和レトロなくらしとどうぐ展」が、茨城県下妻市長塚乙の市ふるさと博物館で開かれている。31日まで。

 最も目を引くのは、木製で内側にブリキが張られた「氷冷蔵庫」だ。説明には「明治後半~昭和30年代前半に使われました。上に氷屋さんから買った氷を置き、下の食品を10~15度に冷やしました」とある。見に来た子どもたちは「タンスかと思った」と感想を語ったという。

 映画「となりのトトロ」にも登場する「壁掛け電話機」も人気だ。説明は「明治時代から昭和40年代ごろのもの。ハンドルを回して電気を起こし、音声を信号にかえました。電話局の交換手が相手につなぎました」。「相手と直接話せなかったのは不便だね」が子どもたちの感想だ。

 昭和20年代以前に使われたという炭火アイロンは、炭火を入れた金属製の胴体に、煙を出す煙突がついている。子どもたちの感想は「蒸気機関車みたい」。

 今回は、同館が所有する約3千点の生活道具の中から174点が展示されている。昭和初期と電化製品が普及した昭和30~40年代で、居間の生活道具を比較した展示もある。学芸員の菊池桃子さんは「おじいさんやおばあさんが、孫の小学生を連れて見学すると盛り上がりますよ」。

 午前9時~午後4時半。月曜休館。小中学生は入館無料(引率者も無料)。問い合わせは同館(0296・44・7111)へ。(河合博司)

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