「このエクササイズで錆びついた足のアーチをゴルフボールで呼び起こすと、つま先重心にしやすくなりますよ。結果、姿勢を作る核となるインナーマッスルのスイッチが入ります」。また、呼吸が深くなる、食いしばりが改善されるなどの波及効果が期待できるそう。「アーチを意識できるようになると、足の小指側の側面で地面をきちんと蹴れるようになります。足の小指側の側面にスイッチが入るとお尻に力が入るようになるので、ヒップを使って歩けるようになるんです」と木村さん。美しいボディラインが手に入るきっかけにもなるという。
移動中に持ち歩くバッグにも、上手な扱い方があるそう。バッグを体から引き離すようなイメージで持つのがグッド、と木村さん。「両肘を出来るだけ首から遠い距離に保つことを意識します。こうすることで所作が美しく見えるうえに肩が凝らなくなる。しかも、バッグが軽く感じるはずです」
アドバンス編。“基礎筋力”がついてきたらトライして
美しい所作によい姿勢は不可欠。そしてよい姿勢がひいては理想のボディラインへとつながる。木村さんは、日常生活のなかで良い姿勢を保つための“基礎筋力”を身につけるための基本のキとして「つま先重心」と「丁寧な呼吸」を提唱。これらをマスターしたうえでもっとボディに磨きをかけたいと欲が出た人は、木村さんが教えてくれた家でできるとっておきの2つのエクササイズにトライしてみよう。
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一つ目は、“東京タワーコア”。つま先重心でより綺麗に立つために、体幹を安定させてくれる簡単なエクササイズだ。足を肩幅よりもやや大きく開いて、トコトコと足踏みしながら拳1個分ほど足幅を閉じていく、というもの。もちろん、こちらのエクササイズも、きちんとつま先重心で行うのがマスト。そうすると、思いのほか、お腹の筋肉を使うことに気がつくはずだ。こちらは1日に1回5セットほどすることで、体幹が鍛えられ姿勢が良くなるという。
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二つ目が、“ムエタイヒップ”エクササイズ。壁に手をついて立ったまま片脚ずつ腿上げをする運動だ。毎日10回ずつすることで、確実にお腹とお尻のシェイプアップになるという。大切なのはつま先重心で行い、右脚を上げるときには軸足の左のお尻を締めて、壁に近づけるように前に押し出し、骨で立つこと。お尻を前に出さないと効果が出ないのでご注意を。
これらのエクササイズを続ければ、お尻の位置が上がって脚が長くなり、なかなか落ちないぽっこり下腹ともおさらばできるはずだ。“スイッチはつま先”を合言葉に、日々の姿勢、そしてエクササイズに励んでみて。
話を聞いたのは……
木村祐介
身体調律家、所作研究家。“ファンクショナル・ビューティー(機能的な美しさ)”を永遠のテーマとし、2023年にサロン「TONAFU-調-」を代官山、京都、金沢の3拠点で立ち上げ。表現や美の最前線にいる役者やダンサーたちとのセッションを通じて、運動力学や機能解剖学を基としたメソッドを独自に考案。
@kimura__yusuke
Illustration: Yurie Terasawa Text: Kyoko Takahashi Editor: Rieko Kosai
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