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ノーコードを「魔法の道具」と過信する人への教訓 - 東洋経済オンライン

ハードルが低いとはいえ、“魔法の道具”ではない。ノーコードの開発・導入を促進する鉄則とは。

ノートパソコンで顔を覆い天を仰ぐビジネスパーソン

(写真:YUJI / PIXTA)

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すべての事業活動がデジタル化に向かう中、「苦手」や「丸投げ」ではもう済まされない。2月27日発売の『週刊東洋経済』では、「文系管理職のための失敗しないDX」を特集(アマゾンでの購入はこちら)。システムやWeb、アプリの開発において管理職が知っておくべき「地雷ポイント」や、知識ゼロから着手できる「ノーコード」の活用法などを解説する。この記事は本特集内にも収録しています。
週刊東洋経済 2023年3/4特大号[雑誌](文系管理職のための失敗しないDX)

ここ数年でかなり浸透してきた感のあるノーコードだが、実際に導入している企業(とくに中小企業)はまだ限られている。

IT関連の市場分析を行っているノークリサーチの調査によれば、年商500億円以下の中堅・中小企業において、ノーコード・ローコード関連サービスを導入済みの会社はわずか1割。導入予定の会社を含めても3割にしかならず、後は「予定なし」「判断不可」「知らない」との回答だった。

導入したらしたで、当初の想定どおりにはいかない部分も出てくる。同じ調査ではノーコード・ローコードツールの課題についても聞いており、導入済み企業の3割以上が「開発ツール固有のスキルが必要になる」「複雑な処理にはプログラムが必要になる」「実現できる機能や性能に制限がある」ことを挙げている。

自分たちの実現したいDXとノーコードツールの相性がいいかどうか、事前に検証・判断することも必要なのだ。

「現場置き去り」で失敗

従来型のシステム開発に比べ格段にたやすく、柔軟な開発を行えるのがノーコードのメリットだが、誰でも使いこなせる“魔法の道具”というわけではない。開発・作成の過程にはやはり「地雷」が存在する。

思ったとおりのものができない、完成したものの誰も使ってくれない……といった悲劇を起こさないためには、最低限の知識とフレームワークを押さえたい。

失敗の原因としてまず挙げられるのは、現場が置き去りになることだ。企画や開発の初期段階では「最小限のことだけ実装しよう」と思っていても、システムがある程度できてくると「せっかくならあれもこれも」という気持ちが膨らむことはよくある。

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