信州の大名家などに伝わる婚礼道具の展示会長野市立博物館｜NHK 長野県のニュース - nhk.or.jp

信州の大名家などに伝わった豪華な婚礼道具を紹介する展示会が、長野市立博物館で開かれています。

この展示会は、信州の大名家などに嫁入りする際の婚礼道具を紹介するもので、会場の長野市立博物館にはおよそ６０点が展示されています。
このうち、江戸時代後期に徳島藩主の娘が松本藩戸田家に嫁いだ時のものとされる婚礼道具は、弁当や茶道具などをたんす式の箱で運ぶつくりで、弁当などに金や銀をふんだんに使った、まき絵が描かれています。
また、江戸時代後期に松代藩真田家に伝わった「貝合わせ」に使う貝を納める「貝桶」も展示されています。
「貝合わせ」の貝は、組み合わせが１つしかないことから、それを納める貝桶は、婚礼をイメージするものとして、婚礼道具のなかで、最も重要視されていたということです。
このほか、会場には、徳川家にゆかりがあるとされる婚礼道具なども展示されています。
長野市立博物館の北澤瑞希研究員は「婚礼道具は大名家が威信をかけて用意していたので優雅なものが多いです。ぜひ、地元に伝わった道具の魅力を発見してほしいです」と話していました。
この展示会は１１月２０日まで開かれています。

Adblock test (Why?)