
東京農大とイメージがかぶる?
東京都内には、「東京」の名前がつく国立大学が八つあります。
・東京大学(文京区本郷)
・東京外国語大学(府中市朝日町)
・東京工業大学(目黒区大岡山)
・東京芸術大学(台東区上野公園)
・東京医科歯科大学(文京区湯島)
・東京学芸大学(小金井市貫井北町)
・東京海洋大学(港区港南)
・東京農工大学(府中市晴見町)
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その中でも一般的に知名度があまり高くなく、さらに同じ都内にある私立大学の東京農業大学(世田谷区桜丘)と混同されがちなのが、東京農工大学です。
また名前に「工業」とついていることから東京工業大学との区別ができず、「一体どんな大学なのか」と思う人も少なくないでしょう。
今回は地味だけどすごい、そんな東京農工大学に迫っていきたいと思います。
農学部と工学部は別の教育機関だった
東京農工大学は、農学部と工学部の2学部からなる国立大学です。繰り返しになりますが、付属高校が甲子園に出場すると応援団がアルプススタンドで大根を持って威勢よく応援する東京農業大学とは、全く別の大学です。
その歴史は都内大学の中でも古く、農学部は明治政府の内務省が1874(明治7)年に開設した内務省勧業寮内藤新宿出張所の農事修学場を起源としています。1877年には、樹木試験場を設立。農業と林業のふたつの教育機関を有していました。
修学場は移転し、名称を駒場農学校に改めました。なお、現在の東京大学農学部、筑波大学生物資源学類もその流れをくんでいます。
農学部の源流はその後、帝国大学農学部乙科から帝国大学農科大学実科、東京帝国大学農学部実科へと受け継がれ、1935(昭和10)年に帝国大学から独立。現在のキャンパスである府中へ、東京高等農林学校として移転しています。
一方、工学部の歴史は農学部と同様に1874年、内務省勧業寮内藤新宿出張所が設置した蚕業試験掛までさかのぼります。
工学部の源流である蚕業試験掛は、1935年に東京高等蚕糸学校と名称を改めた後、太平洋戦争直前の1940年に現在の工学部キャンパスがある小金井市に移転しました。
終戦直前にそれぞれ東京農林専門学校、東京繊維専門学校に変更したものの、戦前は別々の教育機関であり、戦後の学制改革によって合流合併して出来上がった大学なのです。
戦後しばらくは農学部と繊維学部の2学部構成でしたが、1962(昭和37)年、時代の流れに沿うように繊維学部の名称を工学部へと改めています。
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