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大学、遠隔講義や延期 感染リスク抑止に注力 - 岐阜新聞

遠隔教育学修システムの利用方法を確認する学生=3月31日、岐阜市太郎丸、岐阜女子大学

遠隔教育学修システムの利用方法を確認する学生=3月31日、岐阜市太郎丸、岐阜女子大学

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、岐阜県内の大学で講義の開始時期を遅らせたり、遠隔で講義が受けられるシステムを導入したりする動きが進んでいる。県外ではクラスター(感染者集団)が発生した大学もあり、学生や教員からは講義開始に不安の声も上がる。予定通りの開始を目指す大学でも、感染リスクを抑えるための取り組みに力を注いでいる。

 県内の私立9大学のうち7大学は、講義開始日を1~3週間ほど遅らせることを決めた。岐阜医療科学大(関市)、岐阜協立大(大垣市)は予定より2週間近く遅い22日。学内に対策本部を置く中京学院大(中津川市)は予定より約3週間遅い27日にずらした。同大担当者は「これから2~3週間で今の状況が改善するとは思えない」と理由を話す。

 一方、予定通りの開始を目指す大学では、感染リスクを抑える対策を進めている。岐阜女子大(岐阜市)では、学生が安心して学べるよう自宅で講義を受けられる環境を整えた。主に沖縄校との間で活用していた遠隔講義のシステムを活用。学生が指定された時間にシステムにログインすることで、関連資料の閲覧や教授とのやりとりができる体制を整える。文化創造学部3年の学生(20)=埼玉県出身=は「自分が感染したり、させたりする不安があるので、対応はとてもありがたい」と話す。朝日大(瑞穂市)も講義をオンラインで受けられるよう準備を進めている。

 岐阜大(岐阜市)は2日現在、前学期の全学共通教育は予定通り10日から開始する方針。学生の密集や密閉を少しでも避けるため、バス業者と連携して名鉄岐阜駅から大学までの直通バスを増便。教室の換気や消毒液の配置などの対策も強化する。講義ごとの学生数を教室の収容定員の6割未満に減らすほか、遠隔で講義を受けられるシステムの導入も予定する。

 同大は愛知県在住の学生が多く、岐阜駅隣のバスターミナルには毎朝、通学する学生で長蛇の列ができる。バスに乗ってから大学までは30~40分ほど。地域科学部2年の学生(19)は「満員のバスに乗って、100人近くいる教室で授業を受けるのは怖い」と不安げ。ある准教授は「講義の開始を遅らせてもいいのでは」と指摘する。岐阜大担当者は「日々状況が変わるので(開始時期について)適切に対応したい」と話している。


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