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登山と防災道具を賢く兼用！アウトドア好きが趣味の登山から学んだ「災害への備え」

2024.02.07

みんなの防災STYLE BOOK

FRaU編集部

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ひとくちに「防災」といっても、教科書通りのやり方があらゆる人にフィットするとは限りません。万が一のとき、本当に安心して避難生活を過ごすためには、ライフスタイルに合わせて“自分の備え”を作ることが大切。トライ＆エラーを経て防災スタイルを作った、ヘアメイクアップ・アーティストの小池瑠美子さんに話を聞きました。

大自然の中を歩く登山が
スマートな防災を教えてくれた

小池瑠美子（こいけ・るみこ）
ヘアメイクアップ・アーティスト。雑誌や広告など、幅広い分野で活躍。趣味の登山では海外トレッキングに出かけたことも。

キャンプや登山などのアウトドアや旅行が大好きという小池瑠美子さん。防災意識は高いほうだったが、本格的に登山をするようになってからは、よりスマートに備えをできるようになったとか。

「宿泊を伴う登山では、電気もガスも水道もない大自然の中で数日間過ごすこともあります。衣食住に必要なものをすべてバックパックに詰めて背負って歩くのですが、登山の道具はコンパクトで軽いので、50ℓ程度の容量で事足ります」

厳しい自然の中でも合理的かつ快適に過ごせる登山の道具。これを防災に生かさない手はない。登山道具一式を入れたバックパックを非常時持ち出し袋と兼用にし、登山に出かける際は適宜食材などをプラス。避難する時は、ローリングストックしている食料を詰めていくという算段だ。

「兼用にすることで収納の省スペースになりますし、登山に出かけるときも、すごく楽（笑）。定期的に使うので、メンテナンスもバッチリです」

登山と防災道具を賢く兼用

クッカーや食器、ガス缶、浄水器、ナイフ、カトラリー、薬や応急処置セット、マスク、手袋、モバイルバッテリーとケーブル、エナジージェル、ホイッスル、除菌シート、サングラス、着替えなど、避難所や屋外でも快適に過ごせるアイテムは、どれもコンパクト。これらをバックパックに常に入れておき、必要に応じてマットや寝袋、食料や水などを加える。入れるのは、自分が背負って歩ける量だけ。それも登山の経験から学んだ。

●情報は、『FRaU SDGs MOOK防災』発売時点のものです（2023年8月）。
Photo：Saori Tao　Text＆Edit：Yuriko Kobayashi

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