太田原奈都乃 中村英一郎 伊藤あずさ
襟元を両手で持って首を絞める、サラシで両手を拘束する――。精神科「滝山病院」(東京都八王子市)で起こった看護師による患者虐待事件は、第三者委員会の事実解明調査で入院患者への新たな暴行や「違法な身体拘束」の常態化が明らかになった。18日に公表された調査報告書は「現場はモラルハザードというべき状況」とし、病院経営陣の怠慢さや無責任な体制を指摘した。
第三者委は、医療法に基づく都の措置命令などを受けて病院側が設置。5人の弁護士で構成され、6月から約半年間、職員や元職員、入院患者ら計127人に対面や電話で聞き取りするなどした。
報告書によると、滝山病院では2022年、看護師ら5人が入院患者に殴るなどの暴行をしたとして逮捕・書類送検され、略式命令で罰金刑が確定している。
調査ではこのほか、20年~23年の間に、正看護師2人による5件の暴行行為を認定。患者の額に心電図の吸盤を付けて内出血させたり、オムツに関するトラブルが生じた患者の腹を平手でぐっと押したりした。
指示のない身体拘束「○時間以内ならば」
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