氷見市の論田・熊無藤箕(ふじみ)づくり保存会の製作体験会が27日、熊無の藤箕製作伝承の館であり、応募した富山市と石川県の3人が藤箕の平らな部分を転用する花瓶敷きを作った。
藤箕は、穀物をふるい分けたり作物を運んだりする農具で、細く割って乾燥させたヤダケと、たたいて伸ばしたフジのつるを編み込んで作る。論田、熊無地区の製作技術は国重要無形民俗文化財に指定されている。
参加者は、保存会の坂口忠範会長(77)と技術習得認定者3人の指導で、体の前にヤダケを縦に並べてフジつるを手前に織り込み、箕太刀と呼ばれる柿の木製の道具で締めて、約30センチ四方の花瓶敷きを作った。
石川県中能登町から参加した会社員深田健さん(54)は、「昔ながらの農作業を実践し、藤箕を使っている。プラスチック箕のように(穀物が)はねないし、自然に手になじむ。次の世代に引き継いでいきたい道具。難しかったが楽しかった」と話した。
体験会は6回開催し、12月3、17日に空きがある。 (小畑一成)
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