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面倒だからって放置してない? 雨ゴルフ後のアフターケアは道具の寿命を左右する大切なひと手間 - e!Golf(イーゴルフ)

 これからの季節は雨の中でプレーする機会が増えるでしょう。雨天時は地面がぬかるんでいるため、クラブが泥だらけになったり、グローブやスパイクがぬれてしまったりと普段よりも汚れが目立ちやすくなるはずです。

 そのため、ラウンド終了後は道具のアフターケアを入念に行う必要がありますが、どのように実施するのが良いのでしょうか。

 まず、クラブの手入れは真っ先に行う必要があります。特にアイアンはぬらしたまま放置すると、シャフトやヘッドがサビてしまう可能性があるので、タオルなどで必ずクラブを拭きましょう。

 また、ブラシなどでフェースの溝に詰まった芝や土をしっかり取り除くことも大切です。溝に芝や土が挟まった状態で次のラウンドを迎えると、スピンが効きにくくなって打球に悪影響を及ぼしてしまうので、雨天時以外もケアする習慣をつけると良いでしょう。

 グリップに関しても、ぬれたまま放置すると細菌が繁殖して交換しなければならない状態になってしまうことも考えられます。必ずタオルで拭く、キャディーバッグから出して乾かすことを徹底しましょう。

 さらにレッスンプロの山本昌夫氏は「キャディーバッグの手入れを怠るゴルファー」が多いと話します。

「キャディーバッグはカートに備わっているビニールなどでラウンド中はぬれないように積まれているので、アフターケアを怠る人が多いです」

「確かに見た目はそこまで汚れないかもしれませんが、雨の中で使ったクラブを入れているので、バッグの中はぬれた状態になっています。そのまま放置すると中がカビだらけになってしまうので、クラブを一度すべて出して直射日光を避けて陰干しする必要があります」

 特にグリップは水を多く吸収しているので、ラウンド中もできる限りタオルで拭いてからキャディーバッグに戻すようにすると良いでしょう。

 ほかにも、スパイクはシューズケースに入れて保管する人が多いのでケアを忘れてしまいがちです。ラウンド終了後、ロッカールームに常備されている新聞紙を丸めて入れておくと、帰宅後のケアが楽になります。

 また、ゴルフ場に設置されている乾燥室ではレインウエア、帽子、グローブなどを乾かすことができるので、ラウンド後のお風呂に入っている時間を利用して乾かしておきましょう。乾燥室はハーフターン時にも利用することができるので、昼食の間に乾かしておくと気持ちよく後半のラウンドを迎えることができるはずです。なお、シューズに関しては乾燥室で乾かすことを多くのゴルフ場が禁止しています。

 雨天時のゴルフは普段より体力を消耗するため、道具のアフターケアを怠りがちですが、忘れてしまうと買い替えが必要になるケースも十分にあります。

 道具も長持ちさせるためにも、雨天時に限らず、日頃からラウンド後の道具のケアを習慣化させることが大切であると言えそうです。

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