ショッピングモールで万引きし、幼児をおもちゃの刀でたたいたとして、窃盗と暴行の罪に問われた和歌山県岩出市の無職、前多竜一被告(39)の初公判が6日、和歌山地裁(佐藤智彦裁判官)であった。前多被告は起訴内容を認めた。検察側は「当時10歳の子どもを窃盗事件の犯行に利用した」と指摘。懲役1年2月を求刑して即日結審した。
起訴状によると、前多被告は2月、和歌山市内のショッピングモールで子供服やおもちゃを万引きしたとされる。また、4月には当時同居していた知人女性の長女(3)の頭をおもちゃの刀などでたたいたとされる。
検察側は冒頭陳述で「子どもが押すカートに子供服やおもちゃを入れ『払わんと持って行くからついてきて』と指示し、自身の後を追わせて店を出た」と指摘。前多被告が「子どもを(万引きの)道具として使った」と供述していたことも明かした。
論告では「子どもを犯行に利用し、幼児に暴行した。弱者をないがしろにする被告人の性質が表れた悪質な犯行」と厳しく非難した。弁護側は「罪を認めて真摯(しんし)に反省している」などとして執行猶予付きの判決を求めた。
暴行事件はSNSに投稿された動画をきっかけに発覚。児童虐待事案として、前多被告は県警人身安全対策課に暴行容疑で逮捕された。【駒木智一】
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