今冬に発売を控えているシリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(ポケモンSV)の最新映像が公開された。しかし映像内で、今まで描かれてきたポケモンとトレーナーの友情や絆が“壊れる”ような描写が展開され、ファンから批判の声が続出している。
まるでロケット団の所業?
『ポケモン公式ツイッター』は8月3日、「ポケモンSV」の最新映像を公開。そこには新たな冒険の舞台「パルデア地方」の大地や海、生き生きとしたポケモンたちの姿が映し出されていた。また、伝説のポケモンであるコライドンやミライドンに乗り、主人公たちが「パルデア地方」を駆けめぐる姿も描かれている。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の最新映像が公開!
パッケージ版の予約受け付けは、明日8月4日(木)からだよ。
新たな冒険の舞台「パルデア地方」に暮らす人々やポケモンとの出会いが、キミを待っているよ!https://t.co/tdDTMjTfpA #ポケモンSV pic.twitter.com/YE0psY9Adk— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) August 3, 2022
待望の最新映像だったが、ファンたちは失望した模様。というのも主人公たちがコライドンとミライドンを、“乗り物”のように扱っていたからだ。
ネット上では《おもろそうだけどポケモンを道具として扱ってる感あって、そこだけ嫌》《伝説のポケモンただの道具みてぇな扱いで正直クソ》《新しいポケモン乗り物みたいな形してて、いよいよポケモンが人間の道具でしかないのが露見してきたみたいだな》《新しいポケモン、形がバイクみたいになって人間がまたがってるのが本当に嫌だ》といった批判が噴出している。
ポケモンは友達ではないのか…
従来のポケモンといえば、ゲーム内でも「相棒」「友達」「家族」のような立ち位置だったと言える。とくにアニメ版では、そうした絆が強調されており、悪役である「ロケット団」による“ポケモンの道具化”を批判するような描写が多かった。
だが今作は伝説のポケモンに“乗る”という部分を全面に押し出し、公式サイト内でも「伝説のポケモンに乗って、この広いパルデア地方をすみずみまで、一緒に冒険することができます」と紹介されている。
さらにコライドンとミライドンは、移動する地形に応じてフォルムチェンジ。バイクにも似た『しっそうけいたい/ドライブモード』や空を飛べる『かっくうけいたい/グライドモード』など、人間の希望する用途に合わせて都合よく姿かたちを変えるようだ。
今までは海や空といった地形に合わせて、ポケモンに“乗せてもらう”イメージだったが、今作は完全に移動専用となりつつある印象。まるで「ロケット団」と同じ思考となってしまったことで、ポケモンを愛する人からは《ロケット団じゃん》《悪の組織の扱い方みたいになっちゃってる》と嘆く声も上がっている。
作中で長年にわたって描かれてきた友情や絆は、何でも合理化された現代には不必要ということなのだろうか。ある意味では、深い皮肉が込められているのかもしれない…。
文=大獄貴司
【画像】
Khosro / PIXTA
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