少なくとも50棟以上の住宅が浸水する被害を受けた山形県川西町では、ボランティアの人たちが泥水につかった家財道具を家の外に出す作業などを行い、片づけを手伝いました。
今月3日からの記録的な大雨で、川西町は、6日夕方時点で床上浸水が24棟、床下浸水が29棟で、少なくとも53棟の浸水被害が確認されています。
これを受けて、町の社会福祉協議会は7日から片づけなどを手伝うボンランティアの受け付けを始め、県内外からおよそ60人が参加しました。
7日の県内は雨の予報でしたが、川西町は日中、雨は降らず、強い日ざしが照りつける中、ボランティアの人たちは住民とともに、泥水につかった座布団や畳などの家財道具を家の外に運び出す作業を行っていました。
現場は、大雨の影響で住宅街に流れ込んだ土砂が乾燥し、砂ぼこりが舞っていて、ボランティアの人たちは汚れたマスクを付け替えるなどして作業にあたっていました。
ボランティアに参加した米沢市の30代の男性は「1日も早く住民の方たちが気持ちよく生活できる環境を整えられるように、片づけを頑張りたいです」と話していました。
住民の會田多美子さんは「床の上まで浸水したときは、どうしようかとパニックでした。ボランティアの人が来てくれるのは本当にありがたいです」と話していました。
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