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日本の大学の停滞は打破できるのか 各界有識者が語る復活の処方箋 - 日経ビジネス電子版

国立大法人化は失敗 公的支出が足りない

元東京大学総長、元文部大臣、元理化学研究所理事長
有馬朗人

 私が文部大臣のときに方向性を決めたのが、国立大学の法人化だった。法人化を決めたのは、大学の自主性が生まれるなどの効果が見込めたためだが、実際は、運営費交付金が毎年減らされ、若手研究者の大幅な削減につながってしまった。私はこうした事態になることを読み切ることができなかった。それは失敗だった。

(写真=的野 弘路)

 今やるべき最大の仕事は、運営費交付金を増やす、少なくとも元の水準に戻すことだろう。OECD諸国と比べても、日本はGDPに対する高等教育への公的支出の割合は低い。

 なぜ、日本はこれほど高等教育への支出が少ないのか。こうしたことを東大出身の財務官僚に話すと「先生、またお金の話ですか」などと言われる。政府は、教育熱心な親がいることを前提に、(資金源としての)親を頼りにしているのかもしれないが、それでは不十分だ。

 公的教育への支出を増やして、日本を何とか世界並みのレベルにしなければならないと思う。(談)

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June 04, 2020 at 10:05PM
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