キャンパスで育った春キャベツを福祉施設へ 県立大が寄贈 - 中日新聞

キャベツを贈った村井学科長（右）と藤田寮長＝あわら市金津雲雀ケ丘寮で

　県立大は十八日、あわらキャンパスで栽培した春キャベツ九百三十二個を、地元のあわら市と坂井市のこども園や老人ホームなどの福祉施設に贈り始めた。

　あわらキャンパスでは毎年、親子連れを対象に「春キャベツ収穫体験会」を開いてきた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で体験会は中止し、収穫したキャベツを両市の施設に贈ることにした。

　四月に開設されたばかりの創造農学科の村井耕二学科長が同日、あわら市春宮三の高齢者福祉施設「金津雲雀ケ丘寮」を訪れ、朝どれの二十個を藤田康彦寮長に贈った。村井学科長は「無農薬で育てた、甘くておいしいキャベツを味わってほしい」と話した。

　同寮には約二百人が暮らしており、藤田寮長は「十九、二十の両日の食事に使わせてもらいます」とお礼を述べた。

　キャベツは二十九日までに、あわら市内の二十カ所、坂井市内の十四カ所の施設に贈られる。

　（松田士郎）

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