浜松市議会は十一日、本会議を再開し、鈴木幹夫さん、小泉翠さん、稲葉大輔さん、太田康隆さん（自民党浜松）が一般質問した。花井和徳教育長は、志願者数が年々減少している市の教員採用試験について、二〇二〇年度から大学推薦を導入し、対象者の一次試験の筆記試験を免除する方針を示した。鈴木さんへの答弁。
市教委教職員課によると、大学推薦の導入は県内で初めて。市の教員採用試験の志願者数は一六年度は五百九十六人だったが、以後減少に転じ一九年度は五百二十人まで落ち込んだ。
大学から推薦を受けた受験者は、筆記試験が免除され、一次試験が個人面接と適性検査のみになる。市教委は過去の受験者や採用者の実績などを考慮し、全国の国公立大と私立大の計三十七大学に推薦を依頼した。
またＵＩＪターンを促進するため、他都市で三年以上勤務した正規教員には筆記試験を免除していたが、二年以上に短縮。浜松市で五年以上勤務していた臨時講師にも同様の措置を取っていたが、三年以上に変更し、志願者減少に歯止めをかける。
花井教育長は志願者を増やすため、自然環境や産業、伝統文化が豊かで、仕事とレジャーが日本一近い浜松の良さを発信する考えを強調。同時に、市独自の教育施策や先進的な教育環境が整っていることを訴えるとした。
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市議会本会議では十一日、性的少数者や事実婚のカップルを公認する「パートナーシップ宣誓制度」が四月から始まるのに伴い、市営住宅の入居要件を緩和した条例の一部改正案など三議案を追加上程した。
（原一文、角野峻也、渡辺真由子）
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March 12, 2020 at 03:11AM
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