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「大学は遠回りじゃない」口説いた高校球児は明大の主将受け継ぎ“広島の18番”に…中日・柳が今季示す威厳:ドラニュース:中日スポーツ(CHUNICHI Web) - 中日スポーツ

5回裏から登板し、3イニング無失点と好投した森下(中嶋大撮影)

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◇龍の背に乗って

 最速150キロのストレートで押し、大島はチェンジアップで空振り、平田にはカーブで見逃しと2三振を奪った。広島のドラフト1位・森下(明大)は3イニングを1安打、無失点。22日の開幕第3戦の先発が有力視されている新人右腕に、自信をつけさせてしまった。

 「いい打者から三振を取れたことはよかったですが、打者は自分のことを知らないので。(本番では)今日のようにはいかないと思います」

 さすがは広島が前田健太の退団後、空けたままにしていた栄光の18番を与えただけのことはある。そして、この青年は半年前までは明大で10番を背負っていた。

 「3年生の夏でしたかねえ。1年上の(阪神・坂本)誠志郎さんと僕、(善波)監督とで大分に行ったのは…」

 こう話したのは柳だ。2015年。プロのスカウトも上位候補にリストアップしていた大分商のエースを、明大の次期主将として勧誘にいった。すき焼きを食べながら「大学はプロへの遠回りじゃないよ。オレは明治に来て良かったと思っている」と口説いた。

 森下の入学後は内海・島岡ボールパークの合宿所で同部屋に。1年後に卒業するとき「おまえもキャプテンをやれよ」と言い残したそうだ。「入学したときはひ弱かったのに、4年間でずいぶん変わったんですよ」。18歳でプロ入りしていた未来との比較は誰にもできないが、少なくとも進学を後悔はさせなかった。4年生の森下は、星野仙一や川上憲伸、柳も背負った主将の証し、10番をつけていた。

 「あいつが3年後にプロに来る、1位で入ることはわかっていましたから。僕はそれまでの3年間で、どうしても結果を残しておきたかったんです。今年からは同じ土俵。スピードではすでに負けてますが、成績では負けたくないです」

 プロに礼儀はあっても学年はない。先輩の威厳は白星の数で保つのだ。

(渋谷真)

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March 02, 2020 at 09:35AM
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